外壁塗装やリフォームを検討している方の中には、「建設業許可」という言葉を初めて聞く方も多いのではないでしょうか。
実はこの建設業許可、リフォーム業者を選ぶうえでとても重要なチェックポイントなんです。
今回は、建設業許可の基礎知識から、許可の有無でどのような違いがあるのか、安心できる業者選びのポイントまで分かりやすく解説します。
建設業許可とは?まずは基礎知識から
「建設業許可」とは、一定の条件を満たした業者だけが取得できる国または都道府県の認可制度です。
すべての工事に必要なわけではありませんが、許可の有無によって業者の信頼性や責任範囲に大きな違いが出てきます。まずは、その基本的な仕組みを確認しましょう。
建設業許可が必要になるケース
建設業許可は、税込500万円以上の工事を請け負う場合に必要となります。この金額には材料費と工事費の両方が含まれ、合計金額で判断されます。
一般的な戸建て住宅の塗装工事であれば、許可が不要な金額内で収まることがほとんどです。
しかし外壁塗装においても、足場の設置や外壁材の種類などによっては工事金額が500万円を超えることもあり、その場合は建設業許可を取得している業者でないと請け負ってはいけません。
許可のない業者でも工事はできる?
実際には、500万円未満の工事であれば建設業許可がなくても法律上問題なく工事を行なうことができるため、外壁塗装業界には無許可業者も多く存在しています。
しかし、「工事ができる=安心して任せられる業者」とは限らないという点には注意が必要です。建設業許可を取得していない業者の中には、法令に関する知識や工事の品質にばらつきがある場合もあります。
無許可業者によるリスクとは?
無許可でも施工は可能とはいえ、信頼できる業者かどうかを見極めるうえで「建設業許可の有無」は大きなポイントです。
ここでは、実際のトラブル事例や、無許可業者にありがちなリスクを見ていきましょう。
実際に起きているトラブル例
Yahoo!ニュースなどでも取り上げられている通り、無許可業者による詐欺的なリフォームトラブルが後を絶ちません。
追加請求や工事ミス、契約不履行など、施工後に深刻な問題へ発展するケースもあります。
▶ 参考記事:悪質リフォーム団体(Yahoo!ニュース)
無許可業者のすべてが悪いわけではないが・・・
もちろん、無許可業者すべてが悪質というわけではありません。
しかし、トラブルが起きた際に責任の所在が不明確になったり、行政による監督が及ばないといった不安がつきまといます。
建設業許可は、行政による一定の審査をクリアした証です。財務状況や技術力、責任体制がしっかりしている業者かどうかを判断する基準になります。
建設業許可がある業者を選ぶメリット
では、建設業許可を取得している業者に依頼することで、どのようなメリットがあるのでしょうか。
厳しい基準をクリアした信頼性の証
建設業許可を取得するには、以下のような条件を満たしている必要があります。
- 一定以上の財務基盤があること
- 必要な施工実績や工事責任者の資格を持っていること
- 法令違反がないこと
これらをクリアした業者は、工事品質の高さだけでなく、アフター対応や法的責任においても信頼性が高いといえるでしょう。
許可業種の幅広さで工事の対応力を確認できる
たとえば、アイビーリフォームでは以下の業種で建設業許可を取得しています。
- 塗装工事業
- 屋根工事業
- 内装仕上工事
- 板金工事業
- 大工工事業
- タイル・れんが・ブロック工事業
このように多様な許可を持つ業者であれば、複数の工事を一括で依頼できるため、現場の連携や工程管理がスムーズに進むというメリットもあります。
許可業者の確認方法とチェックポイント
「この業者は本当に建設業許可を取得しているの?」と不安に感じたら、いくつかの方法で簡単に確認することができます。
【許可業者の確認方法】
- 許可番号の確認
- 国土交通省や都道府県の許可業者一覧
- 業種の記載内容
まず、最も手軽な方法は、業者のホームページや広告、名刺などに記載されている許可番号を確認することです。許可を取得している業者であれば、こうした媒体に許可番号を掲載しているケースが一般的です。
また、国土交通省や各都道府県の公式サイトでは、建設業許可業者の一覧が公開されており、そこから業者名や許可内容を検索して調べることも可能です。
とくに初めて依頼する業者であれば、公式のリストに名前があるかどうかを確認しておくと安心できるでしょう。
さらに重要なのが、「自分が依頼したい工事内容に対応する許可業種を持っているか」という点です。
たとえば外壁塗装を依頼したい場合、「塗装工事業」の許可を保有している必要があります。許可を持っていても、まったく別の分野(例:大工工事や内装仕上工事)では、希望の施工ができない可能性もあるため、許可の種類にも注目することがポイントです。
まとめ
建設業許可は、すべての工事に必要なわけではありませんが、業者の信頼性を見極める重要なポイントです。とくに、初めて工事を依頼する方にとって、建設業許可の有無は安心材料のひとつになります。
アイビーリフォームは、神奈川県の建設業許可を取得している「安心できる施工業者」です。地域に根ざした信頼と豊富な実績で、初めての外壁塗装でも不安なくご相談いただけます。 まずはお気軽にお問い合わせください。あなたの住まいに寄り添う、安心と信頼のリフォームをお届けします。