冬場の外壁塗装で失敗しない！気温と湿度の影響とは

なんとなく「冬は寒いし日が短いから、外壁塗装には向かないのでは？」というイメージを持つ方も少なくありません。確かに冬は、気温が氷点下になったり雪が降ったりすると、塗装ができない日もあります。

しかし、一定の条件を満たす気温と湿度であれば、外壁塗装は可能なのです。

神奈川県で外壁塗装を手がけるアイビーリフォームでは、冬に外壁塗装や屋根塗装をするお客様もたくさんいらっしゃいます。

今日は、冬場の外壁塗装で失敗しないためのポイントをお話ししていきます。

外壁塗装ができない気温と湿度

まず、外壁塗装ができない天気の条件は以下の通りです。

なかでも、多くの塗料メーカーが塗装に適さない条件を「気温5度未満、湿度85%以上」としています。

気象庁のデータから、2023年12月〜2024年2月の神奈川県（横浜）の気温を調べました。

期間中、1日の平均気温が5℃未満だった日数は、2月に4日あっただけでした。また、平均気温が氷点下だった日はなく、比較的暖かい地域であることがわかります。

【神奈川（横浜）平均気温｜2023年12月〜2024年2月】

気温の観点からみると、神奈川は冬でも外壁塗装に向いているといえるでしょう。

ただし、最低気温が5℃を下回る日はあるので、塗装工事の時間帯には注意が必要です。

気象庁のデータから、2023年12月〜2024年2月の神奈川県（横浜）の湿度を調べました。

冬場の湿度は平均して55%前後となっています。また、期間中に1日の平均湿度が85%以上となった日数は6日でした。

【神奈川（横浜）平均湿度｜2023年12月〜2024年2月】

神奈川の湿度だけでみると、冬場の外壁塗装が可能な日は多いといえるでしょう。

ただし、2023年12月〜2024年2月（91日間）において、降水量1mm以上の日数が15日あったので、平均湿度だけでなく天気予報も確認することが大切です。

塗装に適していない気温と湿度で施工した場合、塗料が固まるまでに時間がかかります。まだ乾かないうちに雨水が付着してしまったり、塵埃がついたりしてしまうかもしれません。

また、気温が低いと結露しやすくなります。乾燥途中の塗膜表面についた水滴が蒸発することで、表面に細かな凹凸ができ、艶あり塗料の光沢がうまく出ない「艶引け」が起こる可能性もあるのです。

さらに、結露により外壁表面に水分がついている状態で重ね塗りしてしまうと、塗料がうまく密着せずに塗膜剥離の原因となることもあるでしょう。

冬場の外壁塗装における注意点をお話ししてきましたが、逆を言えば「気温5度以上、湿度85%未満」で天気がよければ塗装ができるということです。

実際に外壁塗装を依頼する際、仕上がりをよくするために押さえておきたいポイントをご紹介します。

天気予報を確認し、雨や雪が降る日には塗装を中止することが重要です。塗装作業中には雨が降っていなかったとしても、塗料が乾くまでに雨が降り出す可能性があります。

ただし、メーカーが定めた塗料の適切な乾燥時間が経過していれば、塗装表面が乾いているので、基本的には雨が降っても不具合は起こりません。

もし、塗装後すぐに雨が降ってしまった場合は、再度塗り直しをしてもらいましょう。

外壁塗装は雨の日でもできる？塗装への影響

雨や雪の日が続くと工期が延びる可能性があります。しかし、無理に進めると品質に問題が出てしまうため、雨が降り出したら必ず塗装を中断できる業者を選ぶようにしましょう。

できれば、下請けでスケジュールに厳しい業者ではなく、お客様と相談しながら施工を進められる直接契約の業者に依頼することをおすすめします。

また、国家資格である「一級塗装技能士」などの有資格者が在籍している塗装専門業者なら、塗装に関する幅広い知識があり、気温や湿度の影響についても熟知しているので安心です。

気温が下がりやすい冬場の外壁塗装は、塗料メーカーの定めた「塗装に適した気温と湿度」を守ることが重要です。

神奈川の冬は、外壁塗装が可能な日数が多いこともおわかりいただけたかと思います。

実は外壁塗装の仕上がりは、「どの時期に塗装をするか」よりも「どこの業者に依頼するか」に左右されると言っても過言ではありません。アイビーリフォームの強みは、自社職人が在籍し、お客様のための工事提案ができるところです。冬場の塗装に関するお悩みも、お気軽にご相談ください。