外壁塗装の「艶あり」と「艶なし」どっちがいい?違いや選び方をわかりやすく解説

外壁塗装をする際、「艶あり」と「艶なし(艶消し)」のどちらを選ぶかで迷う方は多いです。

一見すると見た目の好みに思えますが、実は艶の有無によって耐久性やメンテナンス性、汚れの付きやすさまで異なるため、長期的な満足度に大きく関わってきます。

今回は、それぞれの艶の特徴と選び方のポイントをできるだけわかりやすく解説していきます。これから外壁塗装を予定している方は、ぜひ参考にしてみてください。

外壁塗装における「艶(ツヤ)」とは?

「艶(ツヤ)」とは、塗装した表面が光をどれだけ反射するか、つまり光沢の度合いを表すものです。艶が強いほど、仕上がりはツヤツヤと光沢感のある美しい印象になり、逆に艶を抑えた塗装はマットで落ち着いた質感になります。

塗料メーカーでは、艶の段階を以下のように分類することが多いです。

  • 艶あり(10分ツヤ)
  • 7分ツヤ
  • 5分ツヤ(半艶)
  • 3分ツヤ
  • 艶なし(ツヤ消し・0分ツヤ)

また、塗料によってツヤの加減が異なっていたり、すべての艶の種類が揃っていない場合もあります。

たとえば、アイビーリフォームで使用しているプレミアムペイントの塗料は、10分ツヤや5分ツヤ、3分ツヤが採用されており、機能性とデザイン性のバランスが取れた仕上がりが魅力です。

>アイビーリフォームの塗料について

艶あり塗装のメリット・デメリット

艶あり塗装は、外壁を明るく美しく見せるだけでなく、機能面でも多くのメリットがあります。一方で、見た目の印象に関する注意点も存在するため、選ぶ際には両方のポイントを押さえておくことが大切です。

艶ありのメリット

  • 光沢がありツヤツヤした美しい仕上がり
  • 汚れが付きにくく雨による洗浄効果も期待できる
  • 耐久性が高く劣化しにくい

艶あり塗装の一番の魅力は、光沢のある美しい仕上がりです。光を受けてツヤツヤと輝く外観は、新築のようなフレッシュさを演出し、住まい全体の印象をグレードアップさせてくれます。

また、塗膜表面が滑らかであるため、汚れが付きにくいのも大きなメリットです。雨が降れば自然と汚れが流れ落ちやすく、外壁を清潔に保ちやすくなります。

さらに、艶あり塗装は紫外線や雨風に対する耐久性にも優れており、塗膜が劣化しにくい傾向があります。しっかりとした保護性能があるため、外壁を長持ちさせることにも役立つでしょう。

艶ありのデメリット

  • 光の反射でギラつく印象になることも
  • 艶は2~3年で徐々に消えていく

光沢が強いと、天気や時間帯によっては光を反射してギラついた印象になることがあります。とくに白系や明るい色合いの外壁に艶あり塗装を施す場合、日差しの角度によってまぶしさを感じやすくなるかもしれません。

また、艶ありといってもその光沢がずっと続くわけではなく、一般的には2〜3年ほどで徐々に艶が落ち着いていくことも覚えておきましょう。

艶なし(艶消し)塗装のメリット・デメリット

艶を抑えた「艶なし塗装」は、落ち着いた印象と自然な質感が魅力です。ただし、機能面では注意点もあります。

艶なしのメリット

  • 光を抑えたマットな質感で落ち着いた印象
  • 和風住宅・自然素材の建物と相性が良い
  • 景観になじみやすいデザイン

艶なし塗装は、マットで落ち着いた質感が特徴的です。外壁に光沢を出さず、やさしく上品な印象に仕上がるため、派手すぎない外観を好む方に多く選ばれています。

とくに、木材や漆喰といった自然素材を活かした住宅や、和風建築との相性が良く、周囲の景観に溶け込みやすいのも魅力の一つです。

艶なしのデメリット

  • 汚れが付きやすく洗い流しにくい
  • 紫外線の影響を受けやすく劣化が早い場合も
  • 塗料の種類が少ない

一方、機能面では注意すべき点もあります。塗膜の表面はややザラつきがあるため、ホコリや排気ガスなどの汚れが付きやすく、雨だけでは落ちにくい傾向があります。汚れが気になる方には不向きかもしれません。

さらに、艶あり塗料と比べると紫外線や雨風などの影響を受けやすく、塗膜の劣化が早まるケースもあります。とくに、グレードの低い塗料を使用した場合は、耐候性に差が出るため注意が必要です。

そして、艶なしに対応している塗料の種類は限られており、色味や機能性を細かく選びたい方にとっては、選択肢が狭まってしまう可能性もあります。

結局、艶あり・艶なしはどっちが良い?選び方のポイント

外壁塗装のツヤにこだわりがなければ「艶あり」を選ぶのがおすすめです。塗膜の保護性能が高く、耐久性や防汚性にも優れているため、長期間にわたって美しい外観を保ちやすいというメリットがあります。

「艶あり」「艶なし」で迷ったときは、以下の基準を参考にしてみてください。

【迷ったらこの基準で選びましょう】

  • ツヤにこだわりがない人 → 艶あり
  • 長持ち&汚れにくさ重視の人 → 艶あり
  • 自然なデザイン&落ち着いた雰囲気重視の人 → 艶なし・3分ツヤ
  • その中間がいい人 → 3分ツヤ・5分ツヤ・7分ツヤ

まとめ

外壁塗装の「艶あり」と「艶なし」には、それぞれに異なる魅力と特徴があります。どちらが正解というわけではなく、「どんな外観にしたいか」「どんな暮らし方を大切にしたいか」によって、選ぶべき仕上がりは変わってくるのです。

理想の外観を叶えるためには、塗り板サンプルや施工事例を実際に見て確認することが大切です。写真や説明文だけでは伝わりにくいツヤ感や色味も、実物を見ることでしっかりイメージできますよ。>アイビーリフォームの施工事例はこちら

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