外壁塗装中はお家を囲むように足場を設置するので、建物近くに置いてある物は移動させることになります。それは、植木やプランターも例外ではありません。
お庭の大切な植物をどのように保護するのか、植木の剪定をしたほうがいいのか、悩まれている方もいらっしゃるでしょう。
今日は、植木やプランターを外壁塗装の前に移動させた方がいい理由と、塗装工事中に心がけたい植物の管理についてお話ししていきます。
外壁塗装前に植木やプランターを移動させるべき?
外壁塗装中は足場を設置します。足場は職人の安全を確保し、効率よく作業を行なうために必要なスペースです。
足場の近くに植木鉢やプランターが置いてあると、職人の作業の妨げになったり、植物に塗料がついてしまったりする可能性も。
外壁塗装工事が始まる前に、移動できるものはできるだけ足場から離れた場所に移動させるようにしましょう。
外壁塗装中によくあるトラブル
外壁塗装で植木に関するよくあるトラブルとして、以下のようなものがあります。
・植木鉢が割れた
・植物に塗料がついた
・植木の枝が折れた
・植物が枯れた
・隣家の植物を傷つけた
大事に育てている植物を傷つけないためにも、安全な場所に移動させたり、養生シートで保護したりする必要があります。
移動させたほうがいい植木やプランター
外壁塗装工事中に影響がある、植木やプランターの特徴を確認していきましょう。
外壁の近くに置かれているもの
外壁塗装中に設置する足場は、建物から30cm〜50cmほど離れた場所までのスペースを必要とします。外壁のすぐ近くに置かれている物は、移動させなければなりません。
とくに足場内は頻繁に人が移動するため、割れやすい植木鉢などは安全な場所に置くようにしてください。
高さや枝の広がりのあるもの
高さがあり枝が外壁に触れているような木は、塗料が付着しやすいので可能な範囲で移動させることをおすすめします。
移動が困難な場合は、枝を剪定したり、養生シートで植物を保護したりするといいでしょう。大掛かりな作業になりそうであれば、業者と相談しながら決めてもいいかもしれません。
日光を好む植物
外壁塗装の際、足場が組まれたり、飛散防止シートで建物全体が覆われたりするため、日当たりが悪くなる場所が出てきます。
工事期間は2週間〜3週間以上となることも多いので、日光を好む植物は日当たりのいい場所に移動させるのがおすすめです。
外壁塗装中に植木やプランターを保護する方法
大切な植物を外壁塗装中も元気に育てるために、植木やプランターを保護する方法をお教えします。
外壁塗装の飛散防止シートの外に移動させる
足場を設置するため、外壁から50cm以内のスペースには植物や荷物を置かないことが重要です。人に当たったり、塗料がついてしまう可能性が高まります。
移動できる植木鉢やプランターは、外壁塗装の飛散防止シートの外や倉庫など、安全な場所へ移動させましょう。
必要に応じて剪定を行なう
外壁に接触する大きな植木や枝がある場合、業者と相談して剪定作業をする必要があるかもしれません。
植物が壁面に密着していると、塗装作業の妨げになります。工期や施工品質に悪影響が出ることも。葉や枝が塗りたての外壁に触れてしまうと、跡が残ってしまうかもしれません。
植物に保護カバーを使用する
動かせない重い植木や地植えのものは、保護カバーを使用しましょう。植物専用の保護カバーなら、塗料の付着を防ぐだけでなく、雪・霜・鳥・害虫の対策にもなります。
飛散防止シートやビニールで植物を覆ってもいいですが、適度な通気性を確保し、過度な水分蒸発を防ぐことが大切です。
日光や水が不足しないようにする
足場や飛散防止シートを設置すると、日陰になる箇所が増えます。約2週間〜3週間に及ぶ塗装工事は、日光を好む植物にとってストレスになることでしょう。
日中は、ときどき日の当たる場所に植物を移動させることが大切です。また、屋内や倉庫に移動させた植物は、水不足にならないようにも注意しましょう。
配慮してくれる塗装業者を選ぶ
大切な植物を守るためには、事前に植木やプランターの保護について塗装業者に相談し、工事中も配慮してもらうことが重要です。
また、隣家の庭や植物にも影響が及ばないよう、注意を促すことも必要になります。
コミュニケーションが取りやすく、周辺環境にも配慮してくれる業者を選びましょう。
まとめ
外壁塗装の前に、植木やプランターを建物から離した場所に移動させておきます。足場を設置する場所に植物があると、作業効率が下がったり、植物を傷つけてしまったりする恐れがあるからです。
また、移動できない大きな鉢植えには保護カバーをしたり、壁面に接している木の枝葉は剪定したり、必要に応じて対策を行ないましょう。
アイビーリフォームは神奈川県(厚木市・愛川町・伊勢原市・平塚市)で塗装工事を営んでいます。
「この植物は移動させた方がいい?」
「剪定は必要?」 このようなちょっとしたお悩みも、お気軽にご相談ください。