外壁塗装工事が始まると、足場が組まれたり作業員が出入りしたりと、普段とは違う日常になります。
なかでも多くの方が気になるのが、「カーテンは閉めたほうがいいの?」という疑問。
この記事では、外壁塗装中にカーテンを閉めるべき理由と、その際に感じやすい不便を軽減するための工夫をご紹介します。工事中も快適に過ごせるよう、事前に対策を知っておきましょう。
外壁塗装中にカーテンを閉めたほうがいい理由
外壁塗装中は、普段の生活空間が一時的に工事の影響を受けるため、日常のちょっとした行動にも気を配る必要があります。
ここでは、カーテンを閉めておくことで得られる3つのメリットについて、具体的に解説していきます。
プライバシー保護のため
外壁塗装工事では、作業効率や安全のために足場が設置され、その周囲にメッシュシート(飛散防止シート)が張られます。
しかし、職人たちが作業するのはメッシュシートの内側で、窓から室内が見えてしまうことも。
普段なら気にしない2階の窓の向こう側も、足場の上からなら見えてしまう可能性があるため、プライバシー保護の観点からカーテンを閉めておくのが安心です。
空き巣被害を防ぐ
足場が設置されている間は、通常よりも2階などへの侵入が容易になってしまいます。外から見て生活パターンや在宅状況が分かってしまうと、防犯上リスクが高まることも。
人の気配が感じられない時間帯に狙われるケースもあるため、在宅・不在に関わらずカーテンを閉めておくことで、視線や情報の遮断につながり、防犯意識を高めることができます。
塗料の臭い対策
外壁塗装に使用される塗料には、独特のにおいがあるため、工事中はその臭いが室内に入ってくることがあります。とくに窓を開けていると、臭いだけでなく、塗料の微細な粒子(ミスト)が入り込む可能性もあるため注意が必要です。
完全に密閉することは難しいものの、窓やカーテンを閉めておくことで、多少なりとも空気の流入を抑える効果が期待できます。
カーテンを閉めることによるデメリットはある?
カーテンを閉めっぱなしにすることで、いくつかの不便さも感じるかもしれません。ここでは、代表的な3つのデメリットを紹介します。
- 室内が暗くなる
- 換気がしづらい
- 室温が上がりやすい
たとえば、日中でも自然光が遮られてしまうため、室内がやや暗くなりがちです。常に照明を点けて過ごすことになれば、電気代が気になる方もいるでしょう。
また、外壁塗装中は窓を開けにくい状況が続くため、換気がしづらくなります。そこにカーテンを閉めっぱなしにすることで、さらに風通しが悪くなり、梅雨時や夏場は湿気がこもりやすくなるでしょう。
さらに、空気の循環が妨げられることで、室温が上昇しやすくなるという点も挙げられます。直射日光を防ぐ効果はあるものの、空気のこもりや熱の蓄積により、冷房の使用頻度が増えてしまうかもしれません。
快適に過ごすための対策・工夫
工事期間中でもできるだけ快適に暮らすために、以下のような対策を試してみましょう。
レースカーテン+遮光カーテンの使い分け
レースカーテンだけでは目隠し効果が薄い場合もありますが、遮光カーテンを併用することで視線をしっかり遮断できます。時間帯によってレースと遮光を使い分けることで、光も取り入れやすくなり、快適さがアップします。
また、必要に応じて「目隠しフィルム」を窓に貼るのもおすすめ。外からの視線を遮りつつ、光は取り込めるので、特に南向きの窓などには効果的です。
サーキュレーターや空気清浄機の導入
閉め切った室内の空気を循環させるために、サーキュレーターを活用しましょう。
さらに、塗料の臭いが気になる方は空気清浄機を併用することで、臭い対策にも効果的です。とくに花粉やアレルギーをお持ちの方は、空気の質にも配慮することで快適に過ごせます。
業者との信頼関係を築く
外壁塗装中の不安やストレスを少しでも軽減するためには、工事を担当する業者との信頼関係がとても大切です。
事前に「プライバシーが気になる」「臭いが苦手」「できれば窓を少しだけ開けたい」など、気になっていることを率直に伝えておくことで、業者側も配慮しながら施工してくれます。
ほかにも外壁塗装中によくある質問Q&A
外壁塗装中は、普段と異なる状況に戸惑うことも少なくありません。
「洗濯物はどうする?」「窓は開けていいの?」といった、よくある疑問や不安の声にお答えします。
Q. 洗濯物は外に干せる?
塗装工事中、基本的に洗濯物は外に干せません。塗料の飛散や臭いが洗濯物に付着するリスクがあるため、部屋干しを推奨しています。
ただし、作業が行われない日や時間帯によっては、一時的に外干しが可能なこともあるので、事前に業者に相談しておきましょう。
Q. 窓は開けられる?
基本的には開けないほうが無難です。足場や飛散防止シートがあることで、窓の開閉は制限されるケースが多く、また塗料の臭いやミストが室内に入るのを防ぎます。
Q. エアコンは使っていいの?
基本的には使用可能ですが、室外機がビニールで覆われている間は一時的に使えない場合があります。「この日はどうしても使いたい」といった希望がある場合は、事前に相談しておくと柔軟に対応してもらえることが多いです。
Q. お茶出しは必要?
基本的には不要です。お心遣いはありがたいものの、お茶出しがなくても施工の質に影響はありません。気になる方は、休憩時間にペットボトルなどを手渡す程度で問題ありません。
まとめ
外壁塗装中は、プライバシーや防犯、臭い対策の観点からカーテンを閉めるのがおすすめです。ただし、室内が暗くなったり、換気が難しくなったりする点もあるため、快適に過ごすための工夫も欠かせません。
遮光カーテンや空気清浄機の活用、業者との事前相談などを通じて、少しでもストレスの少ない塗装期間を過ごせるようにしましょう。 不安な点があれば、地域密着で丁寧な対応に定評のある「アイビーリフォーム」にお気軽にご相談ください。