窯業系サイディングの外壁塗装を解説!おすすめ塗料やメンテナンスの注意点とは

窯業系サイディングは、日本の住宅で広く使用されている外壁材の一つです。

しかし、窯業系サイディング自体は吸水しやすい性質があるため、防水効果のある外壁塗装が必要になります。建物に雨水が入り込まないように、塗り替え時期がきたら適切なメンテナンスを行ないましょう。

今日は、窯業系サイディングの外壁塗装について、塗り替えのタイミングやおすすめの塗料を詳しく解説します。

窯業系(ようぎょうけい)サイディングとは

そもそも「サイディング」とは、住宅の外壁を覆うパネル状の仕上げ材を指します。素材によって、「金属系サイディング」や「木質系サイディング」などがあります。

その中でも「窯業系サイディング」は、新築戸建て住宅で最もシェア率が高く、非常に人気のある外壁材です。

窯業系サイディングの特徴

窯業系サイディングは、セメントと繊維質が主原料となっています。

【窯業系サイディングのメリット】

  • 優れた耐久性
  • デザインの多様性
  • コストパフォーマンスに優れる

窯業系サイディング自体の耐久年数は、目安として約25〜40年とされています。適切な時期に塗装などのメンテナンスを行なうことで、寿命も延びるでしょう。

また、木目調や石目調など、豊富なデザインが揃っており、住宅の外観に合わせた仕上げが可能です。

ほかの外壁材に比べて比較的安価で、新築やリフォームに幅広く採用されています。

窯業系サイディングの見分け方

デザイン性に優れる窯業系サイディングは、木や石のような模様が施されていることも多いでしょう。ただし、材質の主成分はセメントなので、触ると違いがわかるかもしれません。

また、窯業系サイディングはパネル状になっているため、つなぎ目にシーリング材を充填しています。一定の間隔でつなぎ目があるかどうかで、窯業系サイディングかどうかを見分けることができます。

窯業系サイディングを塗装するベストタイミング

窯業系サイディングの耐久性を保つためには、外壁塗装が有効です。

塗装に適したタイミングを解説するので、外壁塗装を悩まれている方は参考にしてみてください。

前回使用した塗料の耐用年数を過ぎる前

塗料にはそれぞれ耐用年数があります。 とくに、新築の場合は7〜10年程度経過したら塗り替えを検討すると良いでしょう。

 塗料の耐用年数を過ぎると防水機能が低下し、外壁が劣化しやすくなります。

外壁の劣化症状が出てきたら

外壁に以下の劣化症状が見られたら、塗装を検討してみましょう。

  • 色褪せ
  • チョーキング現象(触ると白い粉がつく)
  • シーリングのひび割れや剥がれ
  • 外壁のひび割れ(クラック)

色褪せやチョーキング現象は、主に紫外線の影響により塗膜が劣化することで起こります。塗膜が劣化しているサインなので、機能性を保つためにも塗り替えを検討しましょう。

また、シーリングや外壁にひび割れが起こることで、雨水が建物内部に侵入しやすくなります。放置すると、雨漏りやシロアリが発生する原因になるので、できるだけ早めに塗装業者に相談してください。

外観のイメージを変えたいとき

外壁塗装により外観のカラーやデザインを変更することで、住まいの雰囲気を大きく変えることができます。

また、汚れが目立つ白い外壁から、汚れが目立ちにくいナチュラルベージュやグレーの外観に変えるのもおすすめです。

外壁塗装の色選びは、こちらの記事も参考にしてみてください。

窯業系サイディングにおすすめの塗料

本来の建物保護の目的に加えて、さまざまな機能を付け加えたり、塗装を長持ちさせたりできる「機能性塗料」に注目が集まっています。

具体的には、「耐候性」「断熱性」「防汚性」「耐火性」「防カビ性」などの機能が付加された塗料です。

そして、アイビーリフォームで使用しているフッ素系塗料や無機ハイブリッド塗料は、とくに「耐候性」や「美観性」に優れており、美しい塗装が長持ちするのがメリット。

長期的にみたときに、メンテナンス頻度が減るので、コストパフォーマンスにも優れています。

素材感を活かすクリアー塗料も人気

窯業系サイディングの美しい模様を活かしたい場合は、クリアー塗料もおすすめです。透明な塗膜を形成するため、特徴的なデザインはそのままに、防水性や耐久性を向上させることができます。

ただし、耐用年数が短い塗料も多いです。また、塗膜に劣化がみられる場合は、クリアー塗装をおすすめできないこともあるので、まずは塗装業者に相談してみてください。

まとめ

窯業系サイディングは、約7〜10年ごとに塗装メンテナンスが推奨されています。前回塗装した塗料の耐用年数や、劣化症状を確認し、適切なタイミングで外壁塗装を依頼しましょう。

劣化症状の程度によっては、早めに塗装をした方がいいケースもあります。ご自身で判断できない場合は、お近くの塗装業者にご相談ください。

メンテナンスのタイミングで、窯業系サイディングの模様に合わせたカラーや、1階・2階で配色を変えるデザインなども試してみてはいかがでしょうか。 神奈川県厚木市エリアでお困りの方は、アイビーリフォームでもご対応できますので、お気軽にご相談ください。



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