金属サイディングには外壁塗装メンテナンスが必要！目安時期と工事手順

金属サイディングは、軽量で耐久性が高いことから人気の外壁材です。現在では、窯業系サイディングに次いで新築住宅の外壁に採用されています。

しかし、金属サイディングを長持ちさせるためには、定期的な塗装メンテナンスが重要なのをご存じでしょうか。

今日は、金属サイディングに外壁塗装が必要な理由や、塗装のベストタイミング、費用相場について解説します。新築時からどのくらいで塗装を検討すべきか悩んでいる方や、金属サイディングを長持ちさせたい方は必見です。

金属サイディングとは

金属サイディングとは、金属製の板と断熱材によって構成された外壁材です。

以前はトタン（亜鉛メッキ鋼板）の外壁が多かったのですが、現在はアルミやガルバリウム鋼板、SGL鋼板が主流となっています。

【金属サイディングの特徴】

金属サイディングは軽量なのが特徴で、建物に負担がかかりにくく、リフォームでも頻繁に使用されます。

実は、金属サイディングの表面に塗装をすることで、サビたり傷みが進むのを防いでいます。メンテナンスフリーに思われがちな金属サイディングですが、定期的に外壁塗装の塗り替えが必要です。

金属サイディング自体の期待耐用年数は20年〜40年とされています。ただし、その耐久性を維持するためには、適切なタイミングで塗装をする必要があるのです。

まず、新築で一度も塗装をしていない場合は、築8年〜10年が経過したタイミングで外壁塗装を検討するといいでしょう。

金属サイディングは、工場出荷時には塗装されています。コストを抑えるために、比較的安価な塗料を使用しているケースもあります。

また、建築前に在庫として保管されていた期間を想定して、少し早めに塗り替えるのがおすすめです。

外壁塗装が2回目以降の場合、前回の塗装で使用した塗料の耐用年数が塗り替え時期の目安となります。以下、塗料の種類と耐用年数を参考にしてみてください。

【塗料の種類と耐用年数】

塗料の耐用年数を過ぎると防水性が低下するため、金属サイディングにサビが発生しやすくなるリスクがあります。耐用年数が近づいたら、塗装業者に見積もり相談をしてもいいでしょう。

アイビーリフォームでは、特に耐候性・耐久性に優れる塗料を使用しているので、機能性を長く保つことができます。塗料の詳しい情報はこちらからご確認ください。

住宅の立地条件やメンテナンスの実施状況によっても、塗り替えのタイミングは前後します。外壁に劣化が見られたら、塗り替えをした方がいいケースもあります。

以下のような劣化症状は、塗膜が劣化しているサインです。

【塗膜の劣化サイン】

紫外線や雨風の外的要因により、塗膜の劣化が進みます。そのまま放置していると、金属サイディングや建物内部にも悪影響を及ぼすかもしれません。

気になる症状があれば、一度外壁塗装の専門業者に相談するといいでしょう。

金属サイディングは、金属の質感を活かしたシャープでスタイリッシュなデザインが多い傾向にあります。

ブラックやグレー、ネイビーなどの色の塗料と相性が良いでしょう。やわらかい印象を出したい場合は、ブラウンやモスグリーンも人気です。

また、外壁塗装に使用される塗料は、機能性や耐久性で選ぶのもおすすめです。

シリコン塗料の中でも、汚れにくいセルフクリーニング機能や防藻・防カビ性を発揮する塗料を選ぶと良いでしょう。

長期間美しい外壁を保てるフッ素塗料や無機塗料は、塗り替えの回数が減るので、長期的に見ればコストパフォーマンスに優れています。

金属サイディングの塗装費用は、家の大きさや外壁の状態によって異なります。大まかな目安としての費用相場は、一般的な戸建住宅（30坪程度）で「約80万〜120万円」です。

ご自宅の外壁塗装費用を知るためには、3社以上に相見積もりをするといいでしょう。

ただし、足場の設置費用や塗料の種類だけでなく、外壁の劣化具合によっても見積もり金額は変動します。

外壁を見る（診断）するだけなら無料で対応してくれる業者もあるため、納得できる内容かどうかをきちんと判断することが大切です。

金属サイディングは、耐久性に優れた外壁材ですが、適切な塗装メンテナンスがその性能を維持する鍵となります。新築からの経過年数や劣化症状を目安に、計画的に塗装を検討しましょう。

アイビーリフォームでは、経験豊富なスタッフがご自宅を診断し、最適な外壁塗装プランをご提案します。神奈川県（厚木市・愛川町・伊勢原市・平塚市）で金属サイディングの塗装を検討している方は、まずは無料お見積もりをお試しください。