屋根修理の強引な訪問営業に関して、度々ご相談を受けます。
「お宅の屋根がめくれているのが見えたので・・・」
「瓦がずれていたので無料で点検しますよ」
なんて言われたら、不安からつい頼んでしまいませんか?
残念ながら、悪徳業者にとって屋根工事は押し売りしやすく、高額契約の被害にあってしまう方が後を絶ちません。
今日は、悪徳業者を見極めるポイントと、屋根工事の押し売り営業の断り方についてご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
当社を装って屋根修理業者の訪問が・・・?
当社は神奈川県厚木市エリアを中心に、外壁塗装や屋根工事を行なっている「アイビーリフォーム」という名前の会社です。
以前、横浜市の方から「訪問営業ってしていますか?」というお電話をいただきました。
事情を聞いてみると、「アイビー」と名乗る業者さんに「近くで工事をしていたら、お宅の屋根がめくれているのが見えたので、ちょっと寄ってみました」と突然訪問されたとのこと。
アイビーリフォームでは、営業訪問をするということはまずありません。
実は、不安を煽るような突然訪問は、悪徳業者がよく使う手口です。この業者さんがそうとは限りませんが、その場で契約などはせずに、一旦帰ってもらってから家族や友人に相談することをおすすめします。
悪徳業者かどうか見極めるポイント
屋根工事の悪徳業者かどうかを見極めるポイントを簡単にご紹介します。
・不安を煽るトーク
・無料点検
・大幅な値引き
・即日契約をすすめてくる
・名刺を渡さない
すべての訪問業者が悪徳業者であるとは言い切れませんが、冷静な判断ができない状況をつくりだすようなケースは、まず疑ってかかるようにしましょう。
不安を煽る点検商法は、国民生活センターのホームページにも紹介されている詐欺商法です。「無料で点検します」と言われても屋根に上げないこと。わざと瓦をずらして写真を撮るような悪質な業者もいるようです。
そして、大手ハウスメーカーや実在する屋根工事業者を装う悪徳業者もいます。基本的に、点検の際は事前に連絡が入るので、突然訪問されたときは「聞いていないので、本社に確認させてください」と伝えてみるのも一つの手です。
屋根の悪徳業者を撃退する断り方
悪徳業者の手口はパターン化されています。もし突然、屋根工事の悪徳業者が訪問してきても、断り方を知っておけば冷静に対処できるはずです。
断り方① 玄関のドアを開けない
突然の訪問者に対して玄関を開けてしまうと、強引に部屋の中へ押し入り、契約するまで居座られてしまうかもしれません。
悪徳業者は、一見親切そうで身だしなみもきちんとしています。顔を合わせると断りづらくなってしまうので、知らない業者には居留守を使ったり、インターホン越しにやりとりをするようにしましょう。
断り方② 契約の意思がないと伝える
悪徳業者の営業マンは、巧みな話術で契約をとろうとします。
最初から、契約の意志がないことを伝えましょう。何を言われても「要りません」「必要ありません」と、はっきり断るのが大切です。
曖昧な「いいです」「結構です」のような言い回しは、承諾にもとれるので注意しましょう。「今忙しいので」「考えておきます」では、何度も訪問されるかもしれません。
断り方③ 家族や知人に相談すると伝える
不安を煽るような言葉で、冷静に判断できない状況にするのが悪徳業者の手口です。自分では判断できないと感じたら、まずは帰ってもらうことを目標にしましょう。その場で契約しないことが重要です。
また、家族構成や帰宅時間などを聞かれても「教えられません」と答えましょう。アンケートにも答える必要はありません。個人情報を伝えると、強引な営業をされるリスクがあります。
断り方④ 知り合いに屋根業者がいると伝える
「身内に塗装屋がいる」「知り合いの屋根業者に頼みます」と伝えると、悪徳業者はリスクを感じて深追いしなくなります。
嘘でもいいので、強引な訪問業者を撃退するための方法として試してみましょう。
屋根修理の悪徳業者を断れなかったときは?
万が一、悪徳屋根修理業者と契約を交わしてしまったら、クーリングオフ制度を使って無料でキャンセルできます。必要項目を記載し、ハガキを送付するなどして行ないます。
不安な場合は、早めに消費者センターや国民生活センターに相談するといいでしょう。専用窓口の「消費者ホットライン」は、電話番号「188」で繋がります。
大きなトラブルに発展しそうなときには、最終手段として警察や弁護士に相談することもできます。
まとめ
突然の訪問業者の中には、不安を煽って契約をとろうとする悪徳業者もいます。
契約の意思がないことをはっきりと伝えて断り、当日契約をしないことが重要です。
もし屋根の状態が不安な場合は、地元の信頼できる工事店に相談しましょう。どこに相談していいかわからないという場合は、アイビーリフォームまでお気軽にご相談ください。